スタッフォード・レジデンス

所在地
香港、九龍塘
種類
建築設計 / 住宅プロジェクト
エリア
555平方メートル
ステータス
2011年プログラム
クライアント
Ms. Cheung Mei Yuk
建築デザイナー
A:I
権限のある者
CM Wong & Associates Limited
構造コンサルタント
CM Wong & Associates Limited
電気 機械コンサルタント
JCL Consultants Limited
サステナビリティコンサルタント
Scott Wilson Limited
計画コンサルタント
Kenneth To & Associates Limited
土地測量士
Ted Chan & Associates Limited
コンディションサーベイヤー
Knight Frank Petty Limited
数量調査士
EGS (Asia) Limited
ユーティリティ測量士
Rider Levett Bucknall Limited
A:I プロジェクトチーム
Dennis Lee, Ruby Chow, Billy Chung

設計初期の段階において、敷地環境と九龍塘の低密度・低層開発の特性を理解しながら、所有者にプライベートで静かで快適な空間を提供し、屋外の緑と強く結びつくことを目指しました。近隣で調査した従来の住宅とは対照的に、伝統的な四合院に着想を得た「内向的な」屋外造園エリアを提案しました。この中庭は住宅の中心的な要素となり、開口部は屋内の中庭に向かう形になっています。

所有者は、伝統的な中国建築やランドスケープデザインにおける調和とエネルギーのバランスを重視する「風水」に対して深い信念を持っており、その理念と一致する建築の基本的な構成とプロジェクトの配置を望んでいました。この考え方に基づき、住宅の配置では、北側にダイニングルーム、ファミリールーム、主寝室を重ねた建築ボリュームを配置し、南側には水の要素としてプールを設けています。

この構成により、パッシブデザインのアイデアも活用可能になり、冬季には南向きの開口部を活用して自然光を最大限取り入れ、夏季には遮光装置を利用して直射熱を抑える設計を行いました。また、中庭の三方向に開口部を設けることで、自然な通風を促進し、快適な室内環境を実現しています。