タビサ・ハウスビルディング・エクスペリエンス
所在地
プノンペン、カンボジア
種類
ボランティアプロジェクト / 居住プロジェクト
エリア
--
ステータス
2019年に完成
主催者
Tabitha Foundation Hong Kong Travel Theory
A:I プロジェクトチーム
Dennis Lee, Flora Wong, Sarah Chan
A:Iは、タビサ財団(Tabitha Foundation)とトラベル・セオリー(Travel Theory)の協力のもと、プノンペン郊外の農村における住宅建設プロジェクトに参加しました。チームは計10名(うち3名がA:I)で、総額5,000米ドルの資金を集め、住宅建設を支援しました。集めた資金の100%は、建築資材と工具の購入に充てられ、財団や運営側は管理費や手数料を一切徴収しない方針を採っています。
村に到着する前から、地元の住民が新しい住宅の基礎と基本構造の建設を開始していました。5,000米ドルで、5家族分のシンプルな住宅を建設することが可能でした。これらの住宅は、既存の地域住宅と同様、共用の浴室とキッチンが独立構造で設置されており、住民同士の距離が非常に近いコミュニティを形成しています。村人は互いに助け合いながら、農作物の収穫、食料の分け合い、資源の提供を行っています。
タビサ財団によると、1996年の「貯蓄プログラムによるコミュニティ開発」と「住宅建設プログラム」の開始以来、世界各国の2万人以上のボランティアによって、10,100棟以上の住宅が建設されました。プログラムでは、地元住民が数年かけて貯蓄し、政府から小規模な土地を購入し、財団が建築資材を調達する仕組みとなっています。住宅は共通のシンプルな設計を採用しており、コンクリート基礎・木造の柱と梁・木材や竹の床材・アルミパネルの壁と屋根で構成されています。また、雨季の洪水を防ぐため、住宅は地面から約8~10フィート高く設置され、下部には屋外の休憩スペースが設けられる仕様になっています。多くの住宅は電気や公共インフラサービスを持たないシンプルな暮らしを続けています。